LED工事
LEDにするには工事は必要?
一般家庭でも事務所や店舗でも、天井の照明などに使われている直管形の蛍光ランプを直管形LEDランプに付け替える場合は、簡単な工事が必要になってきます。中には、直管形でも「工事不要」と書かれていて、そのまま付け替えるだけの製品もあります。
しかし、蛍光灯には必要でもLED照明には不要な安定器など、既存の器具が電力を消費してしまい、LED照明の最大の特長である「電力消費を少なくする」という性能が失われてしまうことがあります。
さらに、劣化が進むと最悪の場合は火災を引き起こすことにもなりかねません。
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バイパス
工事
安定器
バイパス工事というのは、簡単に言うと蛍光灯から安定器を取り除く工事です。そうはいっても、実際に安定器を取り除くのではなく、配線を組み替えることで安定器を通さずに、直接LEDの蛍光灯に電気が流れるようにします。このバイパス工事は大きく分けて2つの方式があります。
片側給電方式
両側給電方式
片側給電方式は直管の片端に2本の電線を繋げるのに対して、両側給電方式は直管の両端にそれぞれ1本ずつ電線をつなげます。どちらを採用するかは、LEDランプの種類によって決まります。古いLEDでは両側給電方式が多く使われていましたが、LED交換時に感電する恐れがあるということで、最近では片側給電方式が主流となっています。
このバイパス工事は電気工事になるため、電気工事士の資格がないと工事できません。
メリット
長い期間を考えて
LEDに交換してのメリットを考えてみましょう。
寿命が長い
ほとんど発熱しないため安全
紫外線が含まれないので日焼けしない
点灯速度が早い
光の調整ができる(調光タイプ)
虫が寄ってこない
寒さに強く寒冷地で使用できる
落下しても割れにくい
ざっと挙げただけでもこれだけのメリットがあります。
LEDの寿命は4万時間あり、10年間は交換不要で使い続けることができます。ただし、安価なLEDの場合はLED以外の部品が壊れてしまうこともあります。長寿命を期待するのであれば、LEDの品質にもこだわるようにしましょう